【地域メディア運営】ローカルメディアの意義ってなんなの?広尾TIMESで実現したい3つのこと



こんにちは。広尾TIMES編集長の太っちょリーマンです。
メディア運営を始めて半年ほど経っており、手伝ってくれるメンバーやライターの方も増えてきたため、今一度ローカルメディアの意義について考えてみたいと思います。


そもそもなぜ始めたか?


広尾TIMESは、数あるメディアの中でも超ローカルなメディア形態です。ハイパーローカルメディアというモデルのようです。
一般的に、メディア運営をする場合はPV(ページビュー)を追いかけてマネタイズする必要があるため、潜在ターゲットの多いテーマを選びます。美容や芸能、経済など、大衆受けするジャンルです。
その中で広尾TIMESは、ローカルでニッチな情報を発信し続けているため、ある意味その逆の方向にいってるわけです。なぜか。


かつてどこかのハイパーメディアクリエイターが、「女子高生にとって最大のキラーコンテンツは彼氏からのメールである」といった名言を残している通り、どんなに世界中が繋がり、隣の芝が青く見えたとしても、『人間は結局のところ身近なモノ、身近な情報に帰結する』  のです。


http://openspace.blog.jp/archives/20081952.html


という記事を読んで本当にその通りだな思いました。どんなに美味そうなお店をメディアで見ても、近くに住んでないと行く気はしないし、小売店も結局はその地域の人達を味方にしていくのが最優先なんです。

どうせやるならPV至上主義的なコンテンツではなく、人のためになる情報を発信したほうが運営側も楽しい。 なので僕は地域メディアを運営しています。面白い地域メディアも増えてきていて、今後この領域が盛り上がればいいなと思っています。

かなり有名なローカルメディアも増えてきており、難しいとされているマネタイズの観点でも、再現性の高い手法が出てきています。僕はアイタイムというサイトを参考にし、勉強しています。


改めてではありますが、広尾TIMESの運営方針を整理してみました。




運営方針1
暮らしに直結するローカライズ情報を

暮らしに直結しやすいローカライズされた情報の発信。地域メディアに一番必要な要素はこれです。飲食店やイベントなど、徒歩3km圏内の情報を中心に発信されるので、消費行動に移しやすいです。まだ書いたことはないですが、地方議会ってなにをやってるんだっけ。港区ってどういう街づくりをしていくんだっけ。など、自分の暮らしに直結した情報を仕入れられるようにしていきます。


運営方針2
地域を応援する温かいコミュニティを

運営していて思うのは、地域には地域特有の一体感があって、温かい雰囲気で一種のコミュニティが形成されています。お店のNewOpenを皆でお祝いしたり、逆にお店が潰れたら皆で責任を感じたりする空気です。当たり前のことですが、皆がそれぞれの持ち場で役割を担いつつ、地域を応援する雰囲気はいいですよね。
今はメディアも含めて、揚げ足取り合戦で炎上する文化ありますが、地域メディアにはなんとなく温かい空気があるのでそれを大事にしていきたい。イベントの開催やランベースの運営などリアルな接点も持ちつつ、心地いい距離感で運営していきます。



運営方針3
ハイパーローカルメディアの成功事例を


広尾TIMESを通じて、ローカルメディアの運営ノウハウをためて、モデルケースを作りたいです。応用すれば、色々な地域で転用できるメディアジャンルになると思います。すでにたくさんの地域メディアはありますが、クオリティの担保・マネタイズという観点ではまだまだ伸びしろがあります。

2009年、米国で4000ものハイパーローカルメディアが生まれたにも関わらず、だいたいが少数精鋭で、広告営業が上手くいかなかったのと、安定的なクオリティの確保に失敗して、そのほとんどが休眠か閉鎖の道を歩むことになりました。つまりハイパーローカルとは米国では失敗したモデルという事になっているのですが、ビジョンそのものは悪くないので、著名投資家のウォーレン・バフェットなどは、「ローカルニュースの伝達では、なお新聞の一人勝ちだ」と逆にローカル紙を買収してるんですね。  


http://openspace.blog.jp/archives/20081952.html

ウォーレン・パフェットも言ってるので、楽しんで運営していきたいと思います。

この記事の著者

paooooon1編集長

HIROOTIMESの編集長”太っちょリーマン”。
有栖川宮記念公園を愛してやまない。
広尾商店街で神輿を担ぎ、屋台を出店できる男に私はなりたい。

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